June 12, 2017 |
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無機化学3・レポート課題11 (提出期限・6/14 (水) : 提出先・A13棟1階レポートボックス) |
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以下に示す Ir 錯体(1)と H2 および CH3I とは温和な条件下で容易に反応することが知られている。 |
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(1) | Ir 錯体(1)について、中心金属の形式酸化数、d 電子数、および配位子から供給される電子数とd 電子数の和は各々いくつになるか。 | ||||
(2) | 生成物 A および B の構造、価数、d 電子数、および配位子から供給される電子数とd 電子数の和は各々いくつになるか。 | ||||
(3) | 上記の反応について、どのような実験事実を基にどのような機構で進行していると考えられるかを記せ。 |
【備考】 | 化学反応がどのように起こっているのかを直接観測することはきわめて困難ですが、その実像に迫ることにより、現象の理解を深めるばかりでなく、新たな化学反応の設計も可能となります。ミクロの世界で繰り広げられるダイナミックなドラマである「化学反応」の機構に関する知見を得るために、どのようなことが行なわれているのでしょうか? | |
なお、本課題でとりあげた「低原子価金属錯体と有機ハロゲン化物との反応」に深く関連する項目として、ボルハルト・ショアー「有機化学」6章(ハロ アルカンの性質と反応:二分子求核置換反応)を参照して下さい。有機分子同士の反応と金属錯体と有機分子との反応を比較して、どのような類似点や相違点がみられるのかをまとめてみましょう。また、なぜ似て (または異なって) いるのかを考えてみましょう。 |