| 科目名 | ： | 無機化学２ [ back ] | |
| 対象 | ： | 分子科学課程・２年次生 | |
| 時間 | ： | 後期・水曜・２限 | |
| 教室 | ： | A５棟・１階・103講義室 | |
| 単位数 | ： | ２単位 | |
| 担当 | ： | 松坂（A13棟・ ４階・406室） | |
| オフィス アワー |
随時 (→ 対応可能な時間帯はこちらを参照） |
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| 授業の目的・ 到達目標 |
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遷移金属錯体の特徴的な構造や性質を、金属−配位子結合に注目して理解すること 結晶場および配位子場の考え方に基づき、遷移金属錯体のｄオービタル（の性質を強く反映した オービタル）のエネルギー分裂が起こる現象を理解すること 配位子場分裂に基づく遷移金属錯体の分光化学的および熱力学的性質と構造上の特徴を理解 すること |
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| 授業内容 | ： | 「無機化学１」では第１、第２周期の元素を中心に、ｓ および ｐ 軌道の電子が分子の構造や反応性を理解するうえで重要な役割を演じている典型元素の化合物について学んできました。 「無機化学２」では、ｄ 軌道の電子が分子の構造や反応性を理解するうえで重要な役割を演じて いる遷移元素の化合物について学びます。「テキストの６章と２３章を中心とし、これに２４〜２６章 の各論部分を適宜織り交ぜて実施します。また、授業内容の理解を深める目的で、レポート課題を課します。 |
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| テキスト | ： | ハウスクロフト「無機化学（上・下）」（東京化学同人） | |
| 参考書 | ： |
増田・長嶋共編 「ベーシックマスター無機化学」 (オーム社) シュライバー・アトキンス「無機化学（上・下）」（東京化学同人） 中沢浩 「無機化学演習 〜大学院入試問題を中心に〜」 （東京化学同人） |
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| 成績評価 | ： | 授業目的（到達目標）の達成度を、期末試験および 課題レポートの内容／提出状況により評価します。単位を修得するためには、授業内容に即した基礎的問題を解くことができることが必要です。 | |
| 備考 | ： | 本科目は、受講生が以下の科目をすでに履修していることを前提に実施します。
化学１、化学２、無機化学１、有機立体化学、有機化学１、物理化学１ |
・実施スケジュール
| 回 | 実施日 |
予定される内容 * |
予復習の手引 |
| 第１回 | 9/28 |
「無機化学１」総括・「無機化学２」科目概要・ｄ 軌道 |
レポート課題１ レポート課題2 |
| 第２回 | 10/05 |
配位化合物の構造（配位数と立体構造・配位子のタイプ・異性現象） |
レポート課題３ |
| 第３回 | 10/12 |
配位化合物の命名法・配位化合物の安定度 |
レポート課題４ |
| 第４回 | 10/19 | 配位子場理論 | レポート課題５ |
| 第５回 | 10/26 |
配位子場理論 |
レポート課題６ |
| 第６回 | 11/02 |
配位子場理論 |
レポート課題７ |
| 第７回 | 11/09 |
結晶場理論 |
レポート課題８ |
| 第８回 | 11/16 |
結晶場理論 |
レポート課題９ |
| 第９回 |
11/25 （金） |
レポート課題10 | |
| 第10回 | 11/30 |
電子吸収スペクトル |
レポート課題11 |
| 第11回 | 12/07 | 金属錯体の磁気的性質 | レポート課題12 |
| 第12回 | 12/14 | ｄ 軌道分裂の熱力学的効果と構造 | レポート課題13 |
| 第13回 | 12/21 |
配位化合物の反応性（配位子置換反応を例に） |
レポート課題14 |
| 第14回 | 1/11 |
反応機構／平面４配位型錯体の配位子置換反応 |
レポート課題15 |
| 第１5回 | 1/18 | ８面体型錯体の配位子置換反応 | |
| 第１6回 | 1/25 | 期末試験 （実施要領・問題・結果） |
* 講義の進度に応じて若干変更される可能性があります。 [ back ]