April 18, 2007 |
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次に示す a) 〜 d) の分子またはイオンは、様々な遷移金属イオンと結合し、金属錯体分子を形成する「配位子」として機能することが明らかにされている。以下の問いに答えよ。 |
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a) アセチルアセトナート
b) エチレンジアミン c) ジエチレントリアミン
d) edta4- |
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問1 | a) 〜 d) の構造を構造式で示せ。 | ||
問2 | a) 〜 d) 中のどの原子が遷移金属イオン ([M] で表すことにする) と結合するかを例に倣って示せ。複数の結合の仕方が考えられる場合には、それらのうちで最も形成されやすいと考えられるものをあげ、判断の根拠と共に記せ。 | ||
備考 | 「無機化学2」で学ぶ内容は、1年次前期に履修した無機化学1、および2年次前期に本科目と並行して履修する有機化学1、有機化学2、有機立体化学でとりあげる内容と密接に関連しています。これらの科目のテキストや講義ノートを適宜参照し、 |
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s および
p
オービタルの電子が主役となる典型元素の化合物の構造や性質と比較して、d
オービタルの電子が重要な役割をはやす遷移元素の化合物の構造や性質にはどのような特徴が現れるのか |
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を意識しつつ、各々の科目の理解を深めるよう努めて下さい。 |