科目名 無機化学1                [ back ]
対象 分子科学科・1年次生
時間 後期・月曜・1限
教室 A2棟・3階・234講義室
単位数 2単位
担当 松坂(A2棟・1階 ・2106S室) 質問、コメントなど随時受け付けています
授業内容 無機化学は約 100 種の元素の組み合わせからなる多様な物質の構造・性質・反応性をとりあつかう学問です。「無機化学1」では、化学結合の生成、陰イオンの化学、酸と塩基など、無機化学(元素の化学)の基本概念を学びます。

特に軌道の重なりの観点で化学結合をとらえ、分子の有する構造と分子の示す性質とが密接不可分の関係にあることを認識することを目的とします。

第1、第2周期の元素を中心に、 および 軌道の電子が分子の構造や反応性を理解するうえで重要な役割を演じている典型元素の化合物をとりあげます。

授業はテキストの第1部3章、5章、7章を中心とし、これに第2部の各論部分を適宜織り交ぜて実施します。また、授業内容の理解を深める目的で、レポート課題を課します。
 
テキスト コットン・ウィルコンソン・ガウス「基礎無機化学」(培風館)
参考書 三吉克彦「はじめて学ぶ大学の無機化学」化学同人
シュライバー「無機化学(上・下)」(東京化学同人)
ブルース「有機化学(上下)」(化学同人)
成績評価 期末試験およびレポートの内容/提出状況により行います。
備考 本科目は、受講生が化学1をすでに履修していることを前提に実施します。
また、本科目と並行して履修する化学2の内容とも連携をとりつつ行います。

・実施スケジュール 

期日

       予定される内容 *

備考
第1回 10/02  分子科学科1年次生・後期履修ガイダンス
  「無機化学1」科目概要
レポート課題1
第2回 10/16  原子軌道 レポート課題2
第3回 10/23  フント則・電子配置・有効核電荷 レポート課題3
講義資料1
第4回 10/30  元素の性質の周期性 レポート課題4
第5回 11/06  軌道の重なり・σ, π, δ 表記 レポート課題5
第6回 11/13  H2+, H2, H2- および He2 レポート課題6
第7回 11/20  O2およびF2 レポート課題7
第8回 11/27  N2、完全系列 レポート課題8
第9回 12/04  異核2原子分子、多原子分子(BeH2  
第10回 12/11  多原子分子(平面3角形型分子 AB3 レポート課題9
第11回 12/18  電子不足分子中の多中心結合 レポート課題10
第12回 12/25  多原子陰イオンの化学 レポート課題11
第13回 1/15  多原子陰イオンの化学 レポート課題12
第14回 1/22  溶媒、溶液、酸、塩基 レポート課題13
第15回 1/29  授業予備日(→ 休講/補講ページ参照  
第16回 2/05  期末試験 (実施要領問題結果  

 *  講義の進度に応じて若干変更される可能性があります。    [ back ]