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Recruit

学部生、および、他大学から大橋研を志望する方へ

素晴らしい成果が得られた時の喜びや試行錯誤期間の苦しみを共有し、「チーム大橋」を共に盛り上げてくれる学部生・大学院生を募集しています!

● 大橋研究室の研究方針

大橋研究室では、有機化学に関する研究、特に、従来の有機化学では難しいとされてきた分子変換反応を「有機遷移金属錯体触媒」を用いて可能にする方法論の開発に取り組んでいます(研究内容の詳細につきましては、Research のページをごらん下さい)。
これを実現するため、大橋研究室では新しい有機遷移金属錯体の設計と合成に取り組むとともに、得られた錯体の反応性(構造活性相関の)評価を通じて、これまでにない高い活性や選択性を発現しうる高機能触媒の創製と、これらを用いた新奇分子変換反応の創出に日々取り組んでいます。一方、当研究グループは研究の多様性を重要視しており、遷移金属を用いない有機分子触媒の設計とこれを用いた反応開発にも取り組んでいます。
大橋研究室で研究対象としている有機遷移金属錯体をはじめとする化合物の多くは、大気中の水分や酸素に対して不安定です。それゆえ、このような化合物群を不活性ガス(アルゴンや窒素など)雰囲気下で取り扱うテクニックの体得が研究を効率よく進めるために不可欠となります。このような特殊なテクニックを身につけても日常生活ではもはや何の役にも立ちませんが、将来、研究開発に携わった際にはきっとあなたの強みになってくれます。
研究室とは、共通の目標や課題(ゴール)に対して構成員全員で知恵を出し合って解決に取り組む「運命共同体(チーム)」であり、チームの構成員は「主体性」をもって何事にも取り組むことが求められます。すなわち、研究は「各自が主体的に行うもの」であって、決して「誰かに強いられて行うもの」ではありません。そして、研究は常に作業仮説のとおりに進んでくれるものではなく、課題の解決には時として、数多の試行錯誤を重ねる必要もあります。このような期間は辛く苦しいものですが、「失敗は成功の母」であり「継続は力なり」です。失敗を恐れてはいけません。試行錯誤の末に新たな事実を見出す成功体験は何事にも勝る喜びであり、将来、様々な困難に直面した際に乗り越える自信に繋がるものとなります。
さらに、研究は「一人で行わなければならないもの」でもありません。研究室において大切なことは、いろいろな人と積極的にコミュニケーションを取る姿勢です。ありふれた言葉ですが、「聞くは一時の恥、聞かぬは末代の恥」といいます。「先生にこんなこと聞いていいのかな…」「先輩、忙しそうだな…」、このような遠慮は大橋研究室では無用です。分からないことをそのままにするのではなく、その場ですぐに聞くようにしましょう。同時に、他の誰かに何かを聞かれた(頼られた)際には、快く応える姿勢も大事です。特に、自身の研究内容については、他の誰よりも自分自身が一番詳しいという気概を是非持って下さい。

● 大橋研究室訪問(見学)希望の方へ

大橋研究室について知りたいこと、疑問に感じたことがありましたら、メールで見学を申し込んでみよう!随時、受け付けています。