科目名

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無機化学特論 

対象

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分子科学専攻・博士前期課程

時間

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前期・月曜・１限

教室

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Ａ13棟・405セミナー室

単位数

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２単位

担当

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松坂（Ａ13棟・406室 ）

教科書

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The Organometallic Chemistry of the Transition Metals
5th Edition,　Robert H. Crabtree (Wiley Interscience)

参考書

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山本明夫「有機金属化学〜基礎と応用 〜」(掌華房)
シュライバー「無機化学（上・下）」（東京化学同人）
中村晃編著「基礎有機金属化学」(朝倉書店)
中沢・小坂田編著「有機金属化学」（三共出版）
L. S. Hegedus「遷移金属による有機合成」村井訳(東京化学同人)

授業目標

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分子変換場としての遷移金属錯体のはたらきを理解すること

授業内容

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多様な構造と性質とを有する有機金属化合物の化学の基礎について、まず「金属−炭素結合の性質と電子配置」に関し、金属−炭素σ結合および金属−炭素π結合の性質とそれらが分子軌道法によりどのように理解できるかについてまとめます。次いで「有機遷移金属化合物の反応性」を基本的な反応パターンごとに整理し、有機典型元素化合物の反応性と比較しつつ学びます。さらに有機遷移金属化合物を触媒または反応剤として活用した分子変換反応について講述します。

成績評価

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小テスト、レポート、期末試験

オフィスアワー

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随時

回

予定される内容

予復習の手引

第１回

 遷移金属錯体化学の基礎

Chapter 1

第２回

 有機金属錯体の一般的性質

Chapter 2

第３回

 アルキル錯体および関連する σ 結合錯体
 期日注意：月曜の授業を実施

Chapter 3

第４回

 カルボニル及びホスフィン錯体、配位子置換反応

Chapter 4

第５回

 π 錯体

Chapter 5

第６回

 酸化的付加と還元的脱離

Chapter 6

第７回

 挿入反応と脱離反応

Chapter 7

第８回

 配位子への求核攻撃と求電子攻撃 　→　休講

Chapter 8

第９回

 均一系触媒

Chapter 9

第10回

 有機遷移金属化学における物理化学的手法

Chapter 10

第11回

 金属−配位子間多重結合

Chapter 11

第12回

 有機金属錯体の応用

Chapter 12

第13回

 クラスター錯体と金属ー金属結合
 期日注意：月曜の授業を実施

Chapter 13

第14回

 有機合成化学への応用

Chapter 14

第15回

 常磁性錯体、高酸化状態、高酸化数の錯体

Chapter 15

第16回

 期末試験（問題・結果）