April 22, 2022


  無機化学3・レポート課題4    
提出期限・4/25 (月) : 提出先・A13棟1階レポートボックス)
 
 
問1 N2はCOと等電子構造の分子であり、COと同様に低酸化数状態にある様々な遷移金属中心(Mで表す)と結合して錯体を形成することが見出されている。M−N2結合について、遷移金属とN2分子のどのようなオービタル同士がどのように重なり合った結果として生成しているのかを図を描いて説明せよ。
問2 M−CO結合とM−N2結合の強さの大小関係を予想し、根拠とともに記せ。
 
備考 (1) COとN2とは等電子的(isoelectronic)であることを確認して下さい。
(→ テキスト P37、図2-9および P46、図2-14参照)
(2) COと同様、N2も様々な低原子価遷移金属中心に結合して錯体を形成します。
COが配位した金属錯体(カルボニル錯体)とN2が配位した金属錯体(二窒素錯体)の化学反応性は
大きく異なります。詳しくは大学院でとりあげます。