June 29, 2020


  無機化学3・レポート課題13
(提出期限・7/01(水) : 提出先・A13棟1階・レポートボックス)
 

遷移金属ヒドリド錯体 H−MLn  の金属−水素結合にアルケンが挿入する反応(式1)は、見方を変えると、アルケンの炭素−炭素2重結合に対する H−MLn  の付加反応ととらえることもできる。

アルケンの炭素−炭素 2重結合に以下に示す化学種が付加する反応の各々について、

    ・ どのような実験事実を基にして、
    ・ どのような機構で反応が進行していると考えられているか

を記せ。考えの筋道を明快に記すよう特に留意すること。
 
(1)HBr     (2)Br2     (3)遷移金属ヒドリド錯体 H−MLn

 

【備考】 本科目でとりあげたアルケンの炭素−炭素2重結合に対する遷移元素化合物の付加反応は、これまでに有機化学の講義で学んできた典型元素化合物の付加反応と比較して、どのような点が似ていて、どのような点が異なるのかを整理してみましょう。 (→ 有機化学1