April 24, 2017 |
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無機化学3・レポート課題3 (提出期限・4/26 (水) : 提出先・A13棟1階レポートボックス) |
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問 1 | 以下の例に倣い、O2、N2
および CO
分子のMOの定性的なエネルギー準位図と基底状態における電子配置、AOの重なり合いの様子およびAOの重なり合いの型を示せ。 解答にあたっては、「考えの筋道」 (どのような思考過程を経て結論に至ったのか) を明確に記すよう特に留意せよ。 |
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問 2 | 遷移金属カルボニル錯体 M(CO)n 中の金属−炭素結合について、遷移金属とCOのどのようなオービタル同士がどのように重なり合った結果として生成しているのかを図を描いて説明せよ。 | ||||
【備考】 | (1) | 本レポート課題は「有機化学3」で
学んでいる「カルボニル基の化学」と密接な関わりをもっています。カルボニル基を有する様々な化合物 (アルデヒド、ケトン、カルボン酸、酸ハロゲン化物、酸無水物、エステル、アミドなど) を合成する際の鍵となる中間体として、遷移金属カルボニル錯体が働いているのです。 |
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(2) | 大学院博士前期課程・1年次前期の「無機化学特論」で、「遷移金属錯体触媒によるカルボニル化反応」(遷移金属錯体を触媒として用い、遊離の一酸化炭素を有機分子の骨格内にとり込んで、カルボニル化合物を合成する反応)について詳しくとりあげます。 |