September 28, 2022 |
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問1 |
次に示す a) 〜 d) の分子またはイオンは、様々な遷移金属イオンと結合し、金属錯体分子を形成する「配位子」として機能することが明らかにされている。以下の問いに答えよ。 |
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a) アセチルアセトナート
b) エチレンジアミン c) ジエチレントリアミン
d) edta4- |
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(1) | a) 〜 d) の構造を構造式で示せ。 | ||
(2) | a) 〜 d) 中のどの原子が遷移金属イオン ([M] で表すことにする) と結合するかを例に倣って示せ。複数の結合の仕方が考えられる場合には、それらのうちで最も形成されやすいと考えられるものをあげ、判断の根拠と共に記せ。 | ||
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問2 | 以下のa)〜d)は金属錯体に見られる異性体である。a) 〜 d) が各々どのような異性体であるかを、具体例とその構造式を図示して説明せよ。 | ||
a) イオン化異性体 b) 結合異性体 c) 配位異性体 d) 鏡像異性体 |
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備考 | 有機分子にはどのようなタイプの異性体が観測されているかを復習して下さい。 金属錯体に見られる異性体のタイプと有機分子にみられる異性体のタイプとを比較してみましょう。 どのような類似点や相違点があるでしょうか。 相違点が現われる理由として、どのようなことが考えられるでしょうか。 |