科目名 機能物質化学2

対象 分子科学課程・3年次生

時間 後期・金曜・2限

教室 A5棟・1階・103講義室(1回目)、B2棟203講義室(2回目以降)

単位数 2単位

担当 佐藤

授業の目的・到達目標 ラジカル重合やイオン重合など、代表的な高分子合成法に関する基礎知識を身につけること、また高分子の立体構造と機能との関係を学んで、機能高分子に関する考え方を理解できるようになること。
  授業内容 ラジカル重合の概要と素反応の動力学、共重合・カチオン重合・アニオン重合・配位重合・メタセシス重合・重縮合・重付加・開環重合などの各種重合手法、高分子の形と性質の関係、分子量と分子量分布、ペプチド合成法、タンパク質の構造と機能等について解説します。

テキスト 「高分子化学(合成編)」(丸善出版)中條・中著

成績評価 授 業の目的(到達目標)の達成度で成績評価を行う。C(合格)となるためには、授業内容に関連する基礎問題が解けることが必要である。そのためには、高分子 合成法に関する基礎的な知識を習得し、高分子の構造と機能の関係を理解することが重要である。成績の評価は平常点(3割)、授業の中で実施する4回のテス ト(7割)にて実施する。

オフィスアワー 金曜日12時10分以降


・実施スケジュール
 

予定される内容 *

備考
第1回  身の回りにある高分子・樹脂 1章を予習
第2回 ラジカル重合の概要とラジカル開始剤について text p.61-63を予習text p.76-80を予習
第3回 ラジカル重合の素反応(開始反応と生長反応)

text p.63-68を予習

第4回 ラジカル重合の素反応(停止反応と連鎖移動反応)と解析方法

text p.69-75を予習

第5回 テスト(1回目)
ラジカル共重合の基礎
text p.81-84を予習テストの準備
第6回 ラジカル共重合体の組成比制御方法
text p.84-90を予習
第7回

種々の共重合体(グラフト、ブロックなど)、リビング重合、
イオン重合の基礎
テスト(2回目)

text p.158-159を予習text p.91-92を予習text p.165-174を予習テストの準備
第8回 カチオン重合 text p.101-107を予習
第9回 アニオン重合(瞬間接着剤の硬化メカニズム) text p.92-100を予習text p.108-111を予習text p.155-164を予習
第10回

配位重合(Ziegler-Natta触媒、メタロセン触媒)

text p.117-122を予習
第11回

テスト(3回目)
メタセシス重合(ROMP)
重縮合・重付加

text p.123-127を予習テストの準備text p.13-60を予習
第12回

開環重合、
高分子の形・分子量・分子量分布

text p.131-153を予習
第13回 ペプチド合成と固相合成法
(Merrifieldの固相法)
text p.193-208を予習
第14回

炭水化物と脂質

ノート授業の復習
第15回 テスト(4回目)半期のまとめ
タンパク質の立体構造と機能
テストの準備

*  講義の進度に応じて若干変更される可能性があります。