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高橋 迪禎
大学院博士前期課程2008年3月修了
新日鉄ソリューションズ 勤務

私は学生時代、コンピュータを使ってシミュレーションを行い、顕微鏡では見ることができない原子や分子の働きを予測する研究をしていました。コンピュータに触れていた影響からこの分野に興味を持ち、 現在IT関連の会社に勤務しています。

ITという違う分野に就職した私ですが、6年間の学生生活で 培ったものは貴重な財産となっています。入社後しばらくは、それまで勉強してきた内容とは全く違うことばかりでだったので、「今までは、何をやってたんだ ろう」という気持ちがありました。しかし、色々な経験を積んでいく中で大事なことは、今持っている知識ではなくそれをどう自分のものにするかということだ ということであり、これまでの勉強が無駄ではなかったと気付きました。先生方から教わった勉強方法や、研究を効率よく進めるノウハウなどは他人にはない、 私の強みとなっています。

このように分子科学科は将来に繋がる学習ができるところだと思います。皆さんも、分子科学科・分子 科学専攻で熱心な先生方のご指導の下、多くのことを学び、多くの可能性に触れて下さい。学生時代は自分のやりたいことが思う存分できる貴重な日々です。したいこと・興味のあることに積極的に取り組み有意義な学生生活を送っていただければと思います。

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高橋さん